『総理』シリーズ

告白しなさい、と母が言った。

だからぼくは告白した。
腐敗には限度があると思い込んでいたと告白した。
制度は盤石で、根腐れなどないと思い込んでいたと告白した。
国民の代表には善意があると思い込んでいたと告白した。
代表の代表には資格があると思い込んでいたと告白した。

佐藤哲也が2020年から書き継いだ120字政治風刺掌編小説集。